田中勝鉄工さんの製品はキレイだね!
肌がキレイだし、バリ切れも良くて、客先からのクレームも滅多にない。
どうやってるの?
よくそんな質問をお客様よりいただきます。
大学を出てすぐに実家の家業であるこの会社に入った私の出身学部は法学部。
文系学部であるがゆえ、アカデミックにもの作りを学んできたわけではありませんし修行のため社外に出たこともありません。
もの作りを学ぶ素地は子供だった当時、自宅と会社が同じ場所にあって子供ながらに職人達の作業を見て学び、時には手伝いをして慣れ親しんだ事。
中学生にして、溶接・バリ抜き・材料切りなど。
今では怒られそうな手伝いも高度経済成長期だった当時ならではの事かもしれません。
大学を出てからは本格的に1台のハンマを任されて20年ほど2号機ハンマーマンとして現場一筋で過ごしてきました。
昔からずっとキレイな製品を作り続けられているのか?
決してそんなことはありません。
先ほども述べた高度経済成長期はどんどん作れ!どんどん出せ!の時代。
厚い加工代が付いて形状もゴロっとした芋鍛(いもたん)を全て削れば良い、という考え方が主流で当社も鍛造しておりました。
それがだんだんと歩留まりの向上、加工代の縮小という品質の要求精度が上がってきてからは当社も肌荒れに悩まされ、キズに悩まされ、欠肉に悩まされ・・・。
数えきれない程の失敗と改善をしてきました。
このように学んできた事を、いま生産現場へつぎこんでいます。
現在も現場で型を磨きつつ生産に携わる毎日です。
10人程度の零細企業では使えるマンパワーは限られているため製造現場の作りこみで品質を上げ、お客様のところで問題を発生させたくない!
当社の強みは「品質」だと自認して日々精進しています。
代表取締役社長田中 澄雄
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